ライムストーン・コースト

ライムストーン・コーストにはオーストラリア有数のワイン産地が6ヵ所あります。

中でもクナワラは、テラ・ロッサ(表層が赤土、下層が石灰岩)という独特の土壌と、フランスのボルドー地方にも似た気候で、特にカベルネ・ソーヴィニヨンが有名なワイン産地。通のワイン好きが認める高級赤ワインが多く生みだされています。

どのワインセラーも一般の訪問を歓迎していて、そこでしか出会えない極上のワインを味わうことができます。

^{©South Australian Tourism Commission/Adam Bruzzone}

南オーストラリア州最南端の町マウント・ギャンビアは、死火山の跡に建てられた美しい街。

周辺には古代の火口湖がいくつもありますが、最大の観光スポットはブルー・レイクです。不思議なことに冬には灰色だった湖面が毎年11月になると鮮やかなコバルトブルーに色変わりし、夏が終わる3月になるとまた元の灰色に戻っていきます。1周3.6kmの湖畔は散策に最適です。

^{©Mark Fitzpatrick}

オーストラリア最大のペリカン繁殖地のクーロン国立公園は、海岸沿いに145kmに渡って細長く広がっています。海岸には砂が波に運ばれてできた砂丘が果てしなく続き、内陸のラグーンは水鳥の楽園になっています。ごつごつした石灰岩が転がる人けのないビーチでは、フィッシングやキャンピング、ピクニック、4WDドライブなどを思いっきり楽しむことができます。

^{©Mark Fitzpatrick}

アンファーストン・シンクホールは、石灰岩の台地が縦に浸食されてできた、世界でも珍しい沈床庭園。まるで巨大な穴があいたような地形に庭園が広がる様子はおとぎの国にいるようです。

町の中にあるにも関わらず、夜になると公園内には野生のワラビーが集まってくることもあります。

^{©South Australian Tourism Commission/Adam Bruzzone}