移動補助器具

移動補助器具を必要とされるお客様、またはご自身の移動補助器具をお使いになるお客様のために、旅の計画に必要な詳細情報をまとめました。

移動補助器具

このページの項目

移動補助器具のお申し込み

車椅子を使用されるお客様や、ご自身の移動補助器具をご使用のお客様には、ゲートへの移動、航空機の乗降、座席への移動などのサポートをいたします。

下記のリンクから、カンタス航空の車椅子のサポートをご依頼いただくか、ご自身の移動補助器具についてお知らせください。ご旅行の48時間前までのご連絡をお願いいたします。事前にお申し出がない場合、お手伝いのご提供に遅れが生じる場合があります。

移動補助についての詳細はFAQをご参照ください。

オンラインで車いすの補助のリクエストができない場合

オンラインで移動補助のリスエストができない場合は、個別のニーズについてカンタス航空にお知らせください。その際、ご希望のサポートおよびご自身の移動補助器具をお持ちになるかをお知らせください。

移動補助器具のサイズ制限

ご搭乗の機材によって、移動補助器具のサイズ制限が適用されます。ご旅行の前に、ご自身の車椅子のサイズと、当社のサイズ制限をご確認ください。

電動車椅子/電動移動補助器具

製造業者の勧告に基づき、また補助機器の損傷の危険性を減らすために、すべての電動車椅子(パワーアシスト車椅子を含む)は、フリーホイールモードで直立の状態で移動する必要があります。この要件を満たすために、機内にお持ち込みになる移動補助器具のサイズ制限をご確認ください。

手動車椅子/手動移動補助器具

手動車椅子は直立の状態でサイズ制限内に収まる必要があります(折りたたんだとき、または広げたとき)。車椅子のサイズは規定内でも、直立の状態にすると規定を超える場合は、重量が32kg未満で、車椅子を横倒しで収納したり移動させたりできると製造業者が確認した場合のみ車椅子を持ち運ぶことができます。そうでない場合、車椅子は直立の状態でサイズ制限内に収まって運べることが条件になります。

サイズ制限(調節した状態で)

機材タイプごとの車椅子の最大許容サイズ

機種 高さ 長さ
ワイドボディー機
エアバス330、A380、ボーイング747およびボーイング787 150cm
160cm
150cm
ナローボディー機
ボーイング737 100cm
84cm
125cm
エンブレア190* 100cm 84cm 125cm
ボンバルディア ダッシュ8 85cm
130cm
115cm
ボーイング717 129cm
69cm
100cm
フォッカー100 125cm
63cm
125cm
車椅子の機種別の最大サイズ制限

*アライアンス航空機E109およびF100の移動補助器具の最大重量は120gです。

ナローボディー機で運航するフライトに予約されていて、補助器具を調節または分解した後に規定のサイズ内に収まらない場合は、可能であれば、より大型のワイドボディー機を使用する代替便をご案内します。

もしくは、手動の車椅子など、ナローボディー機の規定サイズ内に収まる別の補助器具を利用してご旅行いただけます。

お客様の移動補助器具に対する当社のサイズ制限にご不安な点がある場合は、カンタス航空までご連絡の上、ご相談ください。

空港にて

オーストラリア国内のすべてのカンタス航空ターミナルでは、車椅子があり、スタッフがいる場合は、カーブサイドで移動補助器具のお手伝いができる場合があります。労働安全衛生の規定により、当社では車両からまたは車両への移乗をお手伝いすることはできません。空港ご到着時には、カーブサイドで車椅子が必要だということをカンタス航空のスタッフに伝えることができる方の同伴をお願いいたします。

当社の車椅子は、空港の駐車場で使用することはできません。

適切なレベルのサポートをご提供できるよう、お身体が不自由なお客様は時間に余裕を持ってチェックインや搭乗ゲートにお越しくださいますようお願いいたします。

移動補助機器の調節や分解が必要になる場合、移動補助器具の組み立ておよび分解はお客様にて行ってください。サポートを必要とされる場合は、お客様から空港の地上スタッフに説明し、指示を与え、移動補助器具の組み立てまたは分解を監督してください。 危険物(英文)の規定に従ったバッテリーの取り外しと取り付けもこれに該当する場合があります。

搭乗手続

オーストラリア国内の出発では、移動補助器具のお手伝いを必要とされるお客様は、次の時間までに空港にお越しください。

  • 国内線ターミナル:ご出発60分前
  • 国際線ターミナル:ご出発2時間前(ご搭乗便が国際線フライトの国内線区間か国際線区間かは問いません)

オーストラリア国外の空港から出発する場合は、お近くのカンタス航空にご確認のうえ、通常のチェックイン時間よりも30分早く空港にお越しください。

移動補助器具は、チェックイン時にお預かりすることも、出発ゲートまでお使いになることもできます。移動補助器具をチェックイン時にお預けになることを選択した場合は、空港の車椅子をご利用いただき、空港スタッフが出発ゲートまでの移動をお手伝いします。

ご搭乗

移動補助器具を出発ゲートまでお使いになることを選択した場合は、チェックイン、保安検査および出国手続を済ませて(該当する場合)、次の時間までに出発ゲートにお越しください。

  • 国内線ターミナル:ご出発40分前
  • 国際線ターミナル:ご出発60分前(ご搭乗便が国際線フライトの国内線区間か国際線区間かは不問)

お客様の航空機への搭乗をサポートし、お持ちの移動補助器具を航空機の貨物室に積み込むために十分な時間を確保するためにこの時間までにお越しいただくようお願いいたします。

指定時刻までに出発ゲートにお越しにならない場合は、ご予約済みのフライトにご搭乗いただけない可能性があります。その結果、可能な場合は、次のフライトに予約を変更する必要が生じることがあります。

オーストラリア国内のフライトの場合、車椅子または航空機の座席との移乗には、カンタス航空認定のリフト装置を使用します。これにはスリング、スライディングボード、移乗用ベルト、イーグルリフターの使用が含まれ、空港によって設備が異なります。

搭乗にボーディングブリッジを使用できない空港では、移動補助器具をご使用のお客様のために高さのあるリフト付き車両を使用します。

移動補助のFAQ

はい。ご旅行の48時間前までに、車椅子補助をリクエストするか、ご自身の移動補助器具をお持ちであることをお知らせいただくことを強くお勧めします。事前にお申し出がない場合、お手伝いのご提供に遅れが生じる場合があります。

ご旅行前に、事前に車椅子補助のリクエストをされることを強くお勧めします。これにより、お客様に最適なサポートを提供するために必要な手配を行うことができます。空港での車椅子介助のご依頼は、機材やスタッフの空き状況によりご希望に添えない場合があります。

バッテリー式の移動補助器具を携行する場合は、危険物(英文)に関する承認を得る必要があります。

移動器具には、移動補助器具と補助装置の両方が含まれます。移動補助器具には、車椅子(日常使用用およびスポーツ用)、電動車椅子、電動スクーターなどが含まれます(ただし、これらに限定されるものではありません)。

また、補助器具には、歩行フレーム、ホイスト、膨張式圧迫クッション、シャワーチェア、便器などが含まれます(ただし、これらに限定されるものではありません)。

以下をご確認ください :

  • 移動補助器具は、お預け手荷物の許容量とは別に、お一人様につき2点まで無料でお預かりします。
  • 1個で32kgを超える手荷物はお預かりできません。ただし、直立の状態でフリーホイールモードで移動できる移動補助器具を除きます。
  • 32kgを超える器具で、フリーホイールモードでは直立の状態で移動できないものは、貨物として輸送する必要があり、通常の貨物運賃がかかります。
  • 器具はお客様ご自身が使用するためのものであり、上記に定めるサイズ制限に準拠している必要があります。
  • 移動補助器具を2点以上お預けになる場合は、追加の個数がお預け手荷物許容量の一部となり、適用される許容量を超える場合には超過料金が適用されます。

米国路線のみ: お身体の不自由なお客様が携行を認められている移動補助具の数に上限はありません。移動補助具は機内持込手荷物またはお預け手荷物の許容量にはカウントされません。

エアバス380型機またはボーイング787型機で国際線をご利用になるお客様のために、折りたたみ式の手動車椅子1台(お一人様あたりではなく、合計で)を収納できる専用スペースを航空機の客室内にご用意しています。ご利用をご希望のお客様は、チェックインの際に空港でお申し込みください。先着順にて承ります。

機内に収納する場合、器具は以下を満たす必要があります。

  • 折りたたみ時の大きさが33cm x 91cm x 106cm以内、かつ
  • 重量30.9kgまで、かつ
  • 手動式折りたたみ式車椅子であること、かつ
  • 空港職員および乗務員が機内への持ち込みが安全であると判断した場合
電動移動補助器具を含め、これらの基準に満たない移動補助器具は、貨物室でのお預かりになります。機内専用収納スペースがすでに使用済の場合、その他の移動補助器具はすべて貨物室でお預かりします。
 
他のすべての機材および路線では、お客様ご自身の移動補助器具を航空機の客室内に持ち込むことはできません。

取り扱いには相当の注意を払いますが、お客様には移動補助器具の輸送に関する保険に加入する責任があります。

歩行用の杖および松葉杖は、必要に応じて航空機の客室内にお持ち込みになることができます。これらの杖を使用して出発ゲートまで移動して、航空機に搭乗することができます。機内では、頭上のロッカーまたは代わりの収納スペースに収納してください。

折りたたみ式で、客室乗務員が安全にしまうことができる歩行器も航空機の客室内に収納できます。安全上の理由により、折りたたみ式ではない歩行器を航空機の客室に持ち込むことはできません。このような歩行器はチェックインの際に係員がお預かりし、カンタス航空の車椅子または乗客運搬車でお客様を出発ゲートまでお送りします。

もしくは、出発ゲートまでお客様の歩行器を使用し、ゲートでお預かりした歩行器を航空機の貨物室に搭載することもできる場合があります。歩行器を手荷物と一緒にお預けいただく必要があるかどうかはチェックインの際にスタッフがご案内します。

通常、移動の補助を必要とするお客様は健康状態の申告不要でご搭乗いただけます。ただし、予防策を講じるべき場合がありますので、お身体の不自由なお客様がフライトを利用される際は、常に医師にご確認いただくことをおすすめします。

移動の補助を必要とするお客様は、次の場合に限り健康状態の申告が必要になります。

  • 最近になって障害を負った(旅行の6週間以内に発生した)または障害の状態が不安定(旅行の6週間以内に症状が変わった)
  • 飛行中に体調が悪化する可能性がある
  • 航空機客室内の酸素レベルの低下または機内の気圧の低下により体調が悪化する可能性がある

移動の補助が必要ななお客様のご搭乗に健康状態の申告は通常不要ですが、当社がお客様の特定の医療ニーズにお応えできない場合、当社はお客様のご搭乗をお断りする権利を有します。詳細については旅行に伴う健康状態の確認のガイドライン(PDF)(英文)をご確認ください。

160Whを超えるリチウムイオン電池を搭載したEバイク、Eスクーター、セグウェイ、DCトライクおよび同様の機器(個人用電子機器)は、貨物としてのみ輸送することが可能です。これは、リチウム電池の火災に関する安全上の懸念と、個人用電子機器の製造/試験規格に起因します。

個人用電子機器を航空輸送する場合は、お客様ご自身で運送業者にお問い合わせください。係員が手続きを管理し、個人用電子機器を輸送する前に必要な関連条件および書類をお客様にお知らせします。

リチウムイオン電池搭載機器(英文)について詳細をご確認ください。