医療機器および医薬品の機内へのお持ち込み
医療機器や医薬品を機内にお持ち込みになるお客様は、ご出発前に重要な必要条件をご確認ください。
このページの項目
医療機器
機内で医療支援機器をご使用になるお客様は、旅行許可書(PDF、英文)Opens in a new tab or windowの提出に加えて、お持ちの機器がカンタス航空機内で安全に使用できるという認定を受ける必要があります。
カンタス航空認定の医療機器に関する詳細は、医療支援機器リスト (PDF、英文)Opens in a new tab or windowにてご確認いただけます。このリストに記載されていない機器はご使用になれません。オーストラリア国内線の機内で使用する医療機器は、電池式に限られます。
航空機内での電子機器の操作には、厳格な安全規則が適用されます。補聴器および心臓ペースメーカーの使用は認められています。
- フライト前の検査:機内で使用する医療機器は、出発数時間前に検査を受けられるよう準備し、機内での使用許可を得てください。機内で使用する医療支援機器には、通常の機内持込手荷物の規則が適用されます。
- 通知期間:許可を処理し、特殊機器のための手配を整える時間が必要です。予定されたフライトの72時間前までに当社にご連絡のうえ、旅行許可書を提出してください。
- 機器のご用意:お客様が安全に旅するために必要な医療機器はすべてお客様にてご用意をお願いいたします。必要となる可能性がある医薬品は、必ず機内持込手荷物にお入れください。
機内での持続陽圧呼吸(CPAP)装置の使用
持続陽圧呼吸(CPAP)装置(電池式および電動式)を機内でご使用になるには、カンタス航空の許可を必要としますが、医師の診断書は不要です。
CPAP旅行許可書(PDF、英文)を事前にご記入ください。
上記の許可書は、機器を機内に持ち込むが、機内で使用する予定がない場合は記入の必要はありません。
ストレッチャー
カンタス航空では、ほとんどの航空機で機内用ストレッチャーをご用意できます。必要な費用はすべてお客様のご負担となります(救急車による移送、変更手数料、キャンセル手数料など)。
ストレッチャーを必要とされるお客様は次の点にご注意ください。
その他の機器
ご自身が使用するための医療機器や移動補助器具を必要とされるお客様の場合、医療機器または生命を補助するための器具に加えて、移動補助器具2点を無料でお預かりします。補助器具を使用するご旅行についての詳細は、移動補助器具のページをご覧ください。
お客様が上記の要件(規定の期間を含む)を満たしていない場合、すべての要件が満たされるまで、カンタス航空は該当するフライトのご搭乗または輸送をお断りする権利を有します。
輸送の拒否に付随して何らかの費用(ホテルや病院など)が発生した場合、カンタス航空は一切責任を負いません。ただし、航空券の未使用部分は、すべての要件が満たされた後、空席状況により一度限りご使用になることができます。
医薬品
海外での薬の服用
服薬中のお客様がご旅行に薬をお持ちになる場合、診断書の携行が必要になることがあります。ご出発前に訪問先の国の領事館のウェブサイトをご確認のうえ、すべての薬を機内持込手荷物に入れて持ち運んでください。
必要な手続き
- 訪問先の国の大使館にお問い合わせのうえ、お持ちになる医薬品がその国で合法であることをご確認ください。
- 医薬品の詳細、携行する医薬品の量、医薬品はお客様が個人的に使用するものであることを記した医師からの証明書をお持ちになるか、医薬品と一緒に保管してください
- 医薬品、製薬会社名または製薬ラベル、お客様の名前と投薬量がはっきりわかるように、医薬品を入手したときの包装のままお持ちください
オーストラリアの医薬品給付制度による補助を受けた薬を個人的な使用以外の理由でオーストラリア国外に持ち出すことは違法です。詳細についてはMedicare AustraliaOpens in a new tab or windowにてご確認ください。
オーストラリアへの医薬品の持ち込み
一般的に、オーストラリアへの訪問者は、最長3か月分の処方薬を輸入の承認や許可の必要なしで持ち込むことができます。ただし、許可証や輸入承認書を必要とする医薬品もあります。許可証や輸入承認書を必要とする薬品や、3か月分の必要量を超える医薬品のオーストラリアへの持ち込みに対する輸入許可書は、オーストラリアの薬品・医薬品行政局(TGA)Opens in a new tab or window(英文)が発行しています。
インシュリンの機内での保管
インシュリンや他の薬品を機内で冷蔵することはできません。お持ちになる医薬品が冷蔵を必要とする場合は、小型の冷却用容器を機内にお持ちになることができます。必要に応じて客室乗務員が氷を補充します。
アレルギーおよび過敏症
お客様が反応する可能性がある多種多様なアレルゲンがあること、また他のお客様によってアレルゲンが持ち込まれる可能性があることから、機内および当社のラウンジ内でアレルギーを起こさない環境を保証することはできません。そのため、アドレナリン自己注射を含むアレルギー薬を航空機の客室内にお持ちになりすぐに手が届く場所に置き、必要な場合に薬を投与できるよう備えておくことをおすすめします。
当社はピーナッツアレルギーの重篤さを認識しており、可能な場合には、ピーナッツに触れるリスクを最低限に抑えることができるよう、次のような配慮をしています。
- カンタス航空の全便および当社が所有・運営するラウンジのバースナックにピーナッツを置かない
- 機内食では、ピーナッツまたはピーナッツを主成分とする製品の使用をできる限り少なくする
- 機内食の調理にピーナッツや他のナッツ類、ピーナッツ製品、他のナッツ類を含まないように特別に考案された多種多様な特別機内食をご用意する
- バースナックまたは食後のスナックとして、アーモンド、カシューナッツ、マカダミアナッツを含む他のナッツ類をご提供することがあります。
皮下注射器用の注射針
皮下注射器用の注射針を携帯するお客様は、保安検査の際に申告する必要があります。オーストラリアの法律では(および国際的な慣習に従い)、皮下注射器用の注射針を所持する真の必要性を示すことができる場合を除き、皮下注射器用の注射針は航空機の客室内への持ち込み禁止品目に分類されます。そのため、病状に注射針が必要であることを確認できる書類や証明書の携行が求められます。
カンタス航空では、最初のご搭乗からお預け手荷物をお受け取りになるまでの間は、機内に注射針をお持ちになることを認めています。不測の出来事が発生した場合に備えて、客室内に少量の予備の注射針をお持ちになることもできます。機内で必要になる数量を超える注射針は、お預け手荷物に入れてください。お預け手荷物に入れて持ち運びできる皮下注射器用の注射針の数には制限がありません。
すべての空港の保安検査場をカンタス航空が管理しているとは限らないため、検査当局が当社とは異なる方針を持っていることがあります。検査当局が旅行に適切と考える数量を超える注射針が没収されても、当社はいかなる責任も負うことができません。海外を旅行する場合は、適切な機関に問い合わせ、持ち運びの制限の有無を確認することをおすすめします。
糖尿病のお客様のご旅行に関する詳細についてはAustralian Diabetes CouncilOpens in a new tab or window(英文)にてご確認ください。