介助犬同伴のご旅行
盲導犬、補助犬、聴導犬をお連れになる場合の情報をご覧ください。用語の定義、条件、運送約款など、知っておいていただきたいポイントをまとめています。
このページの項目
介助犬の受け入れ
カンタス航空は、認定された介助犬が地域社会で果たす重要な役割を認識し、介助犬が当社の運送基準を満たす場合、機内への同伴を歓迎します。これらの基準は、カンタス航空の安全に関する義務や民間航空法に基づく要件を反映したものです。
基準
カンタス航空は安全な空の旅をご提供することに重点を置いており、航空機特有の環境に対して、介助犬がハンドラーとともに安全かつしっかりと行動することができることを確認する必要があります。
カンタス航空は、以下のすべての条件を満たしている場合に、介助犬の航空機への同伴を受け付けます。
- 障害者を支援し、障害の影響を軽減するために訓練された介助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)であること。
- 介助犬が次に該当する機関または訓練士による訓練を受けていること。
- Assistance Dogs International(ADI)の正会員
- Queensland Guide, Hearing and Assistance Dogs Act 2009(Queensland Act)の認可を受けている
- 介助犬が現在のパブリックアクセステスト(PAT)を保有しており、機内を含む公共の場における動物の衛生、行動、安全に関する適切な基準を満たしていること。
- 危険な犬種(英文)ではないこと、制限された犬種ではないこと
- 感染症にかかっていないこと、または公衆衛生や他の動物の健康を脅かすものでないこと。
- 体重45kgを超えていないこと。
- 申請および予約手続き中にカンタス航空が決定した、運航する航空機の客室に適用される体長の制限を超えないこと。
これらは、民間航空の安全義務を果たすためにカンタス航空が必要と考える最低基準です。
介助犬の訓練を受けている犬が、ADIの正会員またはクイーンズランド州法で認可された訓練機関またはトレーナーによって訓練を受けており、その犬が航空機の客室を含む公共交通機関での旅行に適した基準を達成し、フライトがその犬の最終訓練の一環となる場合、もしくは輸送の目的で利用される場合、当社の裁量で航空機への搭乗が許可される場合があります。申請書に記入する前に、介助犬運送約款(英文)(セクションC:訓練中の介助犬)をご確認ください。
申請
当該犬が基準をすべて満たしている場合
- ご旅行の少なくとも14日前までに、 申請フォーム [PDF、英文]Opens in a new tab or window にご記入の上、申請を完了させてください。介助犬が承認されると、今後のご旅行にもこのフォームが有効となり、当該介助犬との今後のご旅行の際は、その都度申請を行う必要はありません。年齢や病気による介助犬の引退など、お客様や介助犬の状況に重大な変化があった場合は、当社にお知らせください。
- 適切なお座席の手配ができるよう、ご予約の都度、介助犬と一緒にご旅行することをカンタス航空に事前にお知らせください。
- また、国際線のご予約の際は、ご旅行の14日前までに国際線申告フォーム [PDF、英文]をご確認の上、ご記入ください。ご旅行先によっては、さらなる要件や制限が適用される場合があります。
当該犬が基準を満たしていない場合
介助犬がADIの正会員である団体やトレーナーによって訓練され、認定されていない場合、またはクイーンズランド州法の下で承認されていない場合、介助犬が機内に搭乗することが安全かどうか判断するため、ご旅行の少なくとも14日前までに、当社に 詳細情報 [PDF、英文)Opens in a new tab or windowをお知らせください。
機内への同行が許可されない場合、カンタス航空の貨物室(英文)にペットとしてお預かり可能な場合があります。
ご旅行の準備
介助犬が承認され、ご予約の際に介助犬との旅行を希望されることを事前にお知らせいただいたら、以下の簡単な手順に従って、ご旅行をスムーズにお楽しみください。
- 訓練団体や訓練士が発行した現在の身分証明書などの身分証明書を、機内持ち込み手荷物として持参してください。
- 犬は介助犬であることを示すハーネス、ベスト、コート、メダルなどを着用する必要があります。
- 機内では、介助犬はお客様の座席に隣接するカンタス航空が指定したスペースの床に座る必要があり、当社が吸湿性のあるマットをご用意いたします。介助犬は座席の脚、シートトラックリング、またはカンタス航空が指定したその他の繋留ポイントに、リードで固定されるものとします。
- 詳細は介助犬運送約款(英文)をご確認ください。
- 当社で介助犬とご旅行される際の注意点について、以下の動画をご覧ください。
カンタスポイントの使用について
クラシック・フライト・リワードの使用
カンタスポイントは、qantas.comまたはカンタスコンタクトセンターでご予約の際にご利用いただけます。qantas.comでご予約の場合も、介助犬を伴ってご旅行される旨をカンタス航空までご連絡ください。
カンタスポイントでのクラシック・アップグレード・リワード
介助犬同伴でのご旅行を予約され、クラシック・アップグレード・リワードをリクエストされる場合は、ご旅行の48時間前までに当社にご連絡ください。クラシック・アップグレード・リワードに必要なカンタスポイント数はこちら(英文)をご覧ください。
介助犬を機内に同伴させるための準備や計画が必要なため、介助犬を伴ってご旅行されるお客様は、以下の対象外となります。
- カンタスポイントを利用した国内線 オンデパーチャー・ポイントアップグレード(ラウンジでのアップグレード)。
- カンタスポイントを利用した国際線 空港でのアップグレードのオプトイン。
介助犬に関するFAQ
訓練されている、いないに関わらず、多くの犬が地域社会でさまざまな重要な役割を果たしていますが、それらはすべてサービスドッグと見なされるわけではありません。アンバサダードッグ、セラピードッグ、エモーショナルサポートドッグ、コンフォートドッグ、ファシリティドッグなど、その人の障害の影響を軽減するための作業を行うための適切な訓練を受けていない犬は、介助犬とはみなされません。
訓練中の介助犬の同伴をご希望の場合、カンタス航空の裁量によって機内への同行が許可されることがあります
- ADIの正会員、またはQueensland Actの下で承認された組織またはトレーナーによってトレーニングを受けていること。
- 航空機の客室を含む公共交通機関での移動に適した規格を達成していること。
- 犬の最終訓練の一環として、および/または引渡しのために移動する場合。
訓練中の介助犬の搭乗には以下のような制限があります
- 認定前に機内環境を体験する目的での、国内線エコノミークラスのフライト2回。1回のフライトが3時間を超えない範囲である必要があります。(例:シドニー-メルボルン-シドニーのような往復)、および
- 引き渡しのための1回のオーストラリア国内線エコノミークラスのフライト
訓練中の介助犬は、カンタス航空運航の国際線への同伴はできません。
当社では、認定された介助犬以外の動物の同伴はいただけません。
承認された介助犬や、訓練中の介助犬の同伴は、当社が定める介助犬運送約款(英文)のすべてに準拠する場合、無料です。
このページに記載されている情報は、カンタス航空およびカンタスリンクが運航するフライトにのみ適用されるものです。他の航空会社が運航するコードシェア便でのご旅行の場合、お客様と介助犬は、その航空会社の承認を得て、またその要件を満たす必要があります。
はい。ただし、適切な座席を確保するため、介助犬と一緒にご旅行することを事前にカンタス航空にご連絡いただく際、必ず予約番号をお伝えください。
介助犬を機内に同伴される場合、介助犬の体重は45g以内である必要があります。
介助犬が、申請中に当社が決定した運航航空機の体長制限を超える場合は、以下の対応が可能な場合があります。
- 追加の座席を購入する、または
- 違う機材でご旅行する、または
- 制限のない別のクラスにてご旅行する
もしくは、介助犬をペットとして、貨物(英文)にてお預かりすることもできます。
PATの実施時期は、認証・認定団体や認定当局によって決定されます。例えば、ADIの正会員は、現在有効なIDカードを保持するために、プログラムに参加する犬に対して毎年PATを実施することを求めています。
当社に申請書を提出する前に、危険な犬種か制限された犬種かを、お住まいの自治体、地方議会、オーストラリア農業水資源省(英文)に照会して判断する必要があります。
通常、空席があれば可能です。補助犬をお連れになる旨をカンタス航空にご連絡いただければ、適切なお席をご用意いたします。
カンタス航空が運航するほとんどの国では、動物の輸入に関する厳しい規制があり、これを遵守する必要があります。ご予約の前に、現地の関係当局にこれらの要件を確認されることを強くお勧めします。また、経由地や出発地の国で定められている要件についても、ご予約の前に必ずご確認ください。
その他の要件については、国際渡航申告書[PDF、英文]に詳細が記されていますので、ご確認の上、ご出発の少なくとも14日前までにご記入ください。
国際線、特にイギリス発着の便では、稀に迂回や長時間の乗り継ぎが発生することがあります。バイオセキュリティーの観点から、介助犬を他の動物から隔離するために、現地当局または目的地の当局からクレートの使用が推奨または要求される場合があります。
このような状況下での当社の最優先事項は以下の通りです。
- ハンドラーと介助犬を一緒に安全に保ち、その国の法律を遵守すること、および
- 目的地の検疫機関に、介助犬とハンドラーのために、経由地でどのような行動をとるべきかの指示を仰ぐこと
重要事項
Disclaimer: *詳細は介助犬運送約款(英文)でご確認ください。